すたじお熱波5℃
プロフィール

磨

Author:磨
ようこそ『風波』です。
HN元に戻しました。
シナリオとか書いてます。最近は高校時代の友人とタッグ組んで漫画作ってます。単独ではシナリオ書いたり小説かいたりしてますが…小説は…いまいちですなぁ。
とにかくよろしく。

リンク
このブログをリンクに追加する
月別アーカイブ

スポンサーサイト - --.--.--(スポンサー広告)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


comment(-) 

葛城有紀の場合8(修正版) - 2011.02.01(未分類)
8.返信メール

ヴーーー。ヴーーー。
図書館に携帯のバイブの振動音が響く。人気が少なく、静かな図書館ではバイブの音がとても耳障りに聞こえる。
「鳴ってる鳴ってる!!早く出て!!」
慌てて携帯を開く。
―――――――――
From:父
To:
件名:
本文
今日は晩飯食いに行くから早く帰ってこいよ(b^ー°)

―――――――――

「……………………」
「……………親父か」
何て紛らわしいタイミングで親父からのメール。こんなときに限っての親父のメールにお茶目な顔文字がついているとは恥ずかしい。

しかし間髪入れずにまた着信がある。
ヴーーー。ヴーーー。
―――――――――
From:葛城さん
To:
件名:
本文
体 館に る
早く来

―――――――――

「有紀ちゃんだ!!」
「体育館だって」
姫野さんが駆け出し、その勢いで廊下へ飛び出た。車は急には止まれないではないが、人間急には止まれないわけで廊下で歩いていた人にぶつかった。
「キャァ!!!」
姫野さんは反動で尻餅をついて、相手も似たような体勢になっている。改めて相手を見ると女性だった。そして着ている制服は紛れもなく僕の学校の制服だが、髪の色から瞳の色、雰囲気までが普通とは違っている。
姫野さんは短く「ごめんね」と言って体育館へ駆けていく。
僕は彼女が起き上がるのを助けて、体育館へ向けて歩こうとした。
「ありがとう、見つかるといいね」
彼女はそうやって言うと、身を翻し歩いていった。
いったい何の意味なのだろうか、全く意味がわからなかった。しかしどこか引っかかり、後ろ髪を引かれるような気持ちだった。
体育館へ向かうには幾つもの教室の横を通らないといけないが、体育館に近づくにつれて人が少なくなっている気がしが、たいして気にも止めず走り続け、最後の教室を横切り体育館へ繋がる渡り廊下のドアまで辿り着いた。姫野さんもたどり着いて、ドアに手をかけているのに全く動く気配がない。
「姫野さん?」
「ない…」
「ない?」
姫野さんから視線をそらし、不意に体育館へと視線を向けると、そこにあるはずの体育館がなかった。本来体育館がある場所には森が広がり、裏山へと続いている。
「ない…ないよ?なんでないの…」
姫野さんは力無く廊下へとへたりこむ。
ガチャ…

ドアをあけると、梅雨明け前のジトっとしたへばりつくような空気が流れてくる。ただてさえ汗ばんだ身体に更に水分が付着し、肌やシャツやズボンを湿らせた。
いるはずの人がいなくて、あるはずの物がない。一体僕らの何が失われたのか全くわからなかった。
この先何が待っているのか…『恐怖』という一言だけが僕を支配した。


※※1月6日※※
何か展開が進んでますが、リニア並みの速さで話が進んでますね(笑
ダメだこりゃ(笑)
いろいろバンバン受付中です。
※※※※※※※

※※2月1日※※
改めて読んでみると展開がななめ45°を向いてる気がする(^_^;)
しかし今回の修正で展開が修正されたと信じたい(笑)
徐々にですが完結に向かってますのでお付き合いいただければと思います。
スポンサーサイト


comment(0) 

 
 
 
 
 
 
 
 secret


カテゴリ
アーカイブ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム
最新コメント
最新トラックバック
最新記事
カテゴリ
未分類 (51)
嘆き (1)
小説 (2)
呟き (3)

designed by まて 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。