すたじお熱波5℃
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磨

Author:磨
ようこそ『風波』です。
HN元に戻しました。
シナリオとか書いてます。最近は高校時代の友人とタッグ組んで漫画作ってます。単独ではシナリオ書いたり小説かいたりしてますが…小説は…いまいちですなぁ。
とにかくよろしく。

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短編2 - 2011.01.26(未分類)
僕の時計は22時05分を指している。僕が立つ駅のホームには誰も立っていなくて、僕が一人。
夕方から降り始めた雪は、どかどかと降り続いた。そして数時間とたたないうちに、白い世界へと変貌を遂げる。
駅の電光掲示板は『次発:20時20分発』との案内。降り続いた雪で大幅に遅延していた。
それにしても音がしない。雪は人の足音も、家からの声も、車の音も、僕から発せられる小さな音も奪い、まるで無音地帯へと変えてしまった。

「はぁー…」

大きなため息をつくと、吐いた息は白くなり、寒さを物語る。ただでさえ寒いのに、動作一つ一つが寒さを際立たせている気がした。
そしてこのため息には意味がある。今日は久々に彼女と会う予定なのだ。しかし彼女の返信が昼すぎから無い。豪雪で電車が遅延してるのにも相変わらず返事がなく、今日は会わないのか、どうなのかがわからない。仮に電池が無くなり連絡とれないとしても、帰ったら充電して連絡をくれるはずで、そうでなければ連絡はない。僕は後者を選んだ。

「たいへんお待たせ致しました。只今前の駅を出発しました。お急ぎの所電車遅れまして、ご迷惑をおかけしております」

そのアナウンスと同じくして、遥か彼方のカーブを電車が曲がってきた。そしてゆっくりと電車がホームに滑り込む。
電車のドアがあき、まばらに人が降りてくる。その中に、改札へは向かわずキョロキョロ辺りを見回す人がいた。彼女だ。

「ふぅー………」

僕は彼女が来てくれた嬉しい気持ちと、無事に電車が到着した安心から深く深く息を吐き、彼女を呼んだ。

「こっちこっち…」
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